男女岳1637.4m・男岳1623mへ
2017.7.5(水曜) 濃霧
4時半起床。誰もいない「アルパこまくさ」の駐車場。
「八合目行き」の朝一番6時1分のバスを待つ。
コーンのスープと菓子パンで、朝食を済ませ、車の中を整理する。
バスは時間通りに来た。乗客は我々二人だけ。
若い運転手さんは、とても話好きで、終点まで楽しくお喋りする^^
6時56分に歩き始めた。最初は二人だけなので、ちょっと怖い。
熊に遭遇しやしないかとヒヤヒヤしながら、根曲がりだけの生える
笹藪の山道を、鈴をつけても心配しつつ歩いた。
やがて、そこを抜けると岩ゴロの急な登りになった。道の両側には、
アカモノやハクサンチドリが、吃驚するほど咲いている。
さすが花の百名山である。先ずは、男岳へと向かう。
左は、ベニバナイチゴ 右は、オオカメノキの実
左は、チョウカイアザミのようだけど、違うかな? 右は最初、何の花だか見たことが無く、
またあちらこちらに濃いピンクの蕾を見つけては、隊長は興味津々!
ミヤマウスユキソウなのか、ホソバヒナウスユキソウなのか、区別が出来ない。
下の二つの花も?ムシトリスミレ?
雪渓歩きは一ヵ所だけ。斜面に沢山のフキノトウの花は大きかった。
サンカヨウに似た花だけど、葉が?
片倉岳は展望地なのだけど・・・この通りガスっていて無し!
エゾツツジは、北海道、八幡平、岩手山、秋田駒ヶ岳、神室山と限られた山のみに咲く。
貴重な花である。実際に見ることが出来て感激だった。
蕾は、何とも言えない可愛らしさ、どんなふうに咲くのだろうと、期待だった。
ハイマツの赤い雄の球花。赤土は、火山を物語る。
昭和45年に、女岳(メダケ)が噴火した活火山である。
今でも、レベル1になっていて、登山の際は注意が必要とあった。
ユキノシタ科で、スダヤクシュかと、花図鑑調べたが、ブレているので?
イワカガミがまとまって咲いていたのでパチリ!
咲いていました!エゾツツジさん。美しいです。二人で感激しまくっていました。
他の登山者に呆れられたくらいσ(^_^;)
左は? 右は、コイワカガミを大写しに。
タカネスミレも咲いていると聞くが・・・そうかな~?
ヒナザクラも沢山咲いていたが、雨に相当打たれたようで、痛々しかった。
遠いので、望遠で撮ってもこのくらい。ぶれちゃう。
エゾツツジの蕾と花が、とても良いバランス。
こちらは、蕾と花の間に、ハクサンチドリも仲間に入って賑やか。
こちらも素敵なお花畑ですね~♪
男岳(オダケ)への登り。そうきつくは無い。
花に癒されながら、楽しい登りである。
男岳山頂は、社を祀っている。
隊長が、苔の種類だと言う。薄いピンクの胞子のような花?
アカモノ
阿弥陀池の木道を一周する。晴れていれば、ムーミン谷の素晴らしい景観を見ることが出来る。
風で、池の水がさざ波を作る。幻想的だけど、色のない世界だ。
左は、避難小屋。右の下る木の階段の先は雪渓だが、通行禁止になっていた。
男女岳(ナンメダケ)への登り。緩やかな登りである。
実は、一番高い山頂を、逃すところだったのである。
まだチングルマが残っていて嬉しい。
ミヤマダイコンソウとハクサンチドリ
10時前後に、秋田駒ヶ岳に登頂。
再び下って阿弥陀池の木道を歩く。
水辺に咲く、イワイチョウの花が可憐だ。
最後に、エゾツツジに別れを惜しみつつ下山。
女岳への道は、かなり下って登り返すようなので諦めた。
コマクサの群落が綺麗だったと、男性の登山者が教えてくれた。
パンフレッドには、この時期の秋田駒は、まさに花の山。
花の楽園であると、登山者の心をくすぐる。
出来れば、また訪れたい山である。無理かな?
帰りのバスに揺られ、アルパこまくさの駐車場へ、お昼過ぎに到着。
他へ移動するより、此処で昼食と温泉に入り、汗を流して
お腹を満たすことにした。温泉は、かけ流しだけど溜まっていない湯船もあった。
隊長勘違いして、直ぐに出ると言ったが、説明を聞いて再び入り直した。
お昼は天ぷら稲庭うどんを食べた。麺も本格的で美味しい。
天ぷらも、種類が多くカラッと揚がっていて美味でした。
最近、食べ終わってから撮るのを忘れる・・・
さっぱりと、お腹も満たして、岩手方面へと車を走らせる。
「道の駅はやちね」に到着。今日、雨の中早池峰山から下りてきた
四国から同年代のご夫婦と話をする。ワゴン車は、荷物で一杯だった。
3ヵ月かけて、東北の山々を登っているそうだ。
時には、5か月も家を留守にすると言う。凄いな~
そして、色々な情報も教えてくれる。平日は、シャトルバスが走らないので、
早めに小田越のPへ車を止めると良いとのこと。
明日は晴れマーク!どんどん車が駐車場に入って来る。
明日は早めに行かなければと言いながら、いつもより遅くまで起きていた。
私は中々寝付くことが出来ず・・・心配だ~