早池峰山
1,917m
2017.7.6 快晴
4座目にして最大のご褒美!
憧れの、ハヤチネウスユキソウに出会えた。
4時起床。「道の駅はやちね」には、結構乗用車が止まっていた。
早く出発しなければ、登山口近くの僅かな駐車場は満杯になってしまうかも。
パンとバナナで簡単な朝食。準備して4時30分に出発!
三台しか駐車できないスペースに一台だけ駐車していた。ラッキーである。
空は、雲一つない晴天。寝不足の隊員も、気持ちは高揚した。
身支度をして、5時23分に登山届を書いて、いざ出発!
最初は、歩きやすい木道。直ぐに岩ゴロの急登を進む。
まだ登山者も少なく、鈴を鳴らしながら木にぶら下がっている一斗缶を叩いて熊に知らせる。
昨日は、登山道で熊に遭遇した男性が、引き返してきたと言う。
ここまで来て、そんなことにならないよう祈るしかない。何せ熊の生息地なのだから・・・
登り始めて50分ほどで、咲いていました!!ハヤチネウスユキソウの初めての出会いです。
感激で、言葉も出ません。隊長も隊員も夢中でカメラを向けます。
タカネスミレ、可愛いですぅ(*^-^*)
ナンブトラノオ 小さい花で見落としそうですが、隊員が見つけました。
ミヤマオダマキも朝露に濡れて、朝日を浴びて、とってもきれいです。
薬師岳は、1時間くらいで登れるらしい。
オサバグサの群生地でもあり、登ってみたかったな~
隊長の兄が聞いたら、呆れるでしょう。「絶対に登った方が良いよ」と
言われていたのに・・・
この花はなんというのかしら?図鑑で調べても分からなかった。
所々にハヤチネウスユキソウが!エーデルワイスの歌を歌ってしまう♪
ミヤマアズマギクも久方の日光浴ですね~♪
こちらも美人さんです^^
仲良く並んで、可愛いです。
横からのお姿もなかなかのものです。
蕾から、開きはじめた様子。
色々な花も混じって、ハヤチネウスユキソウがこんなに沢山!
薬師岳
今まで見ることが出来なかった、東北の山々の景色です。
朝日の向かって、ミヤマアズマギクさんたちが嬉しそう。
お見事!と言うしかない。大きな花かぶです。素晴らしいです!
もう直ぐ山頂。青空が励ましてくれているよう。爽やかです。
ミヤマシオガマが、まとまって咲いていました。鮮やかな色に見惚れてしまう。
本当に見飽きない花達です。日の光って、有難いですね~
タカネスミレの黄色は、元気を貰えます。
右の植物は、タカネクロスゲ(カヤツリグサ科)後で図鑑で偶然に見つけて分かったのです。
早池峰山に見られる植物。撮っていて良かった~
何とも言えません、顔がゆるみっぱなしです。
大自然のお花畑
カトウハコベ(早池峰山の固有種)
タカネスミレとミヤマオダマキ
ミヤマシオガマ
ナンブイヌナズナは、早池峰山の固有種。
何種類もの花が混在して、素敵なお花畑~♪
ナンブイヌナズナ 蛇紋岩地に適応した種で、本州の早池峰山、北海道の夕張地
日高山地のみに産する。日本固有
まるでお花のブーケ。ミヤマアズマギクの色が、少し薄いかな?
仲良しの花達で~す。
長~い梯子が2か所ある。しっかり摑まって登る。
今にも落ちそうな、巨大な岩が不安定でこわっ!
山頂が見えた!登りやすいです。隊長はどんどん登って行きます。
雲の上に、遥か遠く「鳥海山」の雄姿が聳えていました。
登ってみたかったです。もう無理でしょうねぇ
山頂近くの木道。ハイマツの直ぐ上が山頂。
晴れ渡る空 素晴らしい!!
8時ごろ、登頂。山頂は沢山の登山者で賑わっていた。三角点
隊長は、高校生の時に一人で東北を巡り、早池峰山に登った。
その時のハヤチネウスユキソウが目に焼き付いていると言う。
隊員に見せたいと、いつも言っていた。約束が果たせたと嬉しそう。
私の母の生まれは遠野で、何回か来ていたが、
早池峰山に登れたこと、感無量だった。
ミヤマアズマギク
ミヤマアズマギクとイワベンケイ
山頂にもミヤマシオガマが。
蛇紋岩の特徴が良く分かる模様。本当に蛇の皮のよう。ツルツルして滑りやすい岩です。
マルバシモツケ (分布は、北海道、東北地方、日光白根山)葉に特徴がある。
最後の一枚。もうお別れ、寂しいです。
また会えたら嬉しいけど・・・さようならハヤチネウスユキソウさん
山頂からは、カメラをしまい、ひたすら花を見ながら下山した。
思いっきり楽しませて頂いたことに、感謝しながら。
念願叶った早池峰山の山歩きで、ハヤチネウスユキソウに沢山出会えたし、
ミヤマオダマキ、ナンブトラノオ、ナンブイヌナズナ、ミヤマシオガマ、
ミヤマアズマギク、タカネスミレ、ミヤマダイコンソウ、イワベンケイ、
タカネクロスゲ、等々 もっと見逃した小さな花もあったことでしょう
沢山の登山者が後から後から登って来ます。この好天ですものね~納得です。
駐車場に辿り着いたら吃驚!道路際に、びっしりと乗用車が駐車しているではありませんか。
これから遠野に住んでいる、あずさ隊員の叔父を訪ねる。
隊長、汗を少しでもふき取りたいと、降りられる川縁を探しながら運転。
丁度良い所で車を降りて、一人で川へ行ったが、森の中は熊がいるので心配で、
様子をずーっと見守った。さっぱりした隊長が再び車を走らせた途端、
車道で、まだ若い熊が!こちらをじーっと見ている。
車を止めて、熊さんが森の中へ入って行くのを待った。
6年ぶりに叔父の家へ。叔母と祖父母のお墓参りをする。
83歳になる叔父は、とても元気そうで嬉しかった。
夕張メロンを冷やして用意していてくれた。美味しかった~
時間はあっという間に過ぎる。いつまでもお元気でと祈った。
花巻温泉郷の鉛温泉で汗を流し、ゆっくりと疲れを取り、今夜の道の駅を探した。
まだ出来立てほやほやの「道の駅 平泉」にお世話になった。
翌朝、福島方面へ向かう。高湯温泉「吾妻屋」へ。
温泉は時間を気にせず、入り放題~
久し振りに手足を伸ばして、爆睡zzz
こうして東北の花を巡る山旅は終わった。
下山した都度、温泉に日帰り入浴しながら、贅沢なことです。
今年の山行は、これで終わりかな~?な~んて。