裏銀座の山々

双六岳・三俣蓮華岳・鷲羽岳へ登る!

8月1日(火)

 

午前4時ごろ目を覚ますと、屋根を打つ雨の音。ザーザーぶりである。

なんてこと!お天気になるはずじゃーw(TT)w

小屋の人によると70%は一日雨と言う。

この部屋には山を下りる夫婦が3組。槍に向かう1組。?な1組。

談話室で話が弾み、部屋でも一緒のご夫婦が今晩泊まる宿を探していた。

中崎山荘を紹介して、早速電話をしたところ、運良く空いていた。

私たちはのんびり此処に留まろうとしていた。

が、雨が止んだ。んっ!もしかしたら大丈夫かも〜って

急いで支度をしてお弁当を食べ、7時に出発した。

 

重装備!空が不安定だったので一応〜

(この後は降ることは無かった)

 

歩き始めて午前7時頃の空

しかし〜前方にはガスが・・・

8:05双六岳(2,860m)に登頂!

ガスでな〜んにも見えません。

ま〜雨に降られずに良かった・・・

でも今回初めての山頂を踏んで喜ぶ二人だった。

眺望も無いので、8:15に出発

さあ〜これから三俣蓮華岳に。

空が次第に明るくなってきた。期待大!!

何だか今日は足取りが軽い。

昨日はぐったりだったのにね〜

 

もうそろそろ雨具脱いだら〜暑い!

(8:47)

 

三俣蓮華岳へ向かう途中で鷲羽岳が!!

雄大である(9:26) 

 

ハクサンフウロが沢山咲いていた。

 

 

三俣蓮華岳へ向かう途中の水晶岳(9:39)

 

黒部五郎のカール(9:41)

 

午前10:00三俣蓮華岳(2,841m)登頂\(^o^)/

青空が広がり、周りの山々が姿を現す。  

頂上らしきところに一人の年配の男の人が

座っていた。

あれ〜まだ先だ〜とガックシ!

この方は此処で仲間の帰りを待っているそうだ。

今日2つ目の山頂を踏んでご機嫌の二人!

表銀座の方は雲であまりよく見えないが

それでも山々に囲まれた素晴らしい展望であった。

山頂に15分ほどいて三俣山荘へと下山。

途中の景色に見とれながら・・・

(10:02)薬師岳が大きい〜

三俣蓮華岳より水晶岳を望む。登りたかったな〜

(10:21)

 

 

三俣山荘が鷲羽岳に守られているようだ。

素晴らしい山である。

やっと来れたね。感激で胸が一杯だった。

これから三俣山荘へ。ザックを置いて

鷲羽岳に臨む。

ジグザグの山道がはっきりと分かる。

これで時間が稼げるので1時間で登れると言う。

まだ力は残っていた。なにせ今度は身軽だもの。

楽勝かな?なんて思っていました・・・

三俣山荘に11時に到着。

三俣山荘の展望レストランでラーメンを食べる。

とても美味しい。此処はシチューも名物らしい。

そしてサイフォンで入れたコーヒーが何と言っても

最高だそうだ。美味しい水のせいかも。

雲ノ平へ行く途中、黒部の源流がある。 

 

丁度レストランには此処の大オーナーと呼ばれている方がいらして、明日の雲ノ平の行来方を山を見ながら

教えて頂いた。(写真を撮らせて頂いたらよかったな〜)

ラーメンといい、レストランの素敵さをまたも撮り忘れ〜・・

 

宿泊の受付を済ませ、ザックを置き

11:45に出発!身軽ないでたち。

1時間で登れると言うが本当かな?

とにかく息つく暇なくどんどん登って行く。

 

 

 

 鷲羽岳(2,924m)12:50登頂!!

なんと今日一日で三つのお山を登ってしまった。

頑張ったね〜とお互いに誉め合うv(^^)v

二人ずれの女性と写真を撮りっこする。

一人はグループのリーダーとのこと。

仲間は山荘で待っているのだそうだ。

この後の下山もご一緒にと話は尽きない。

楽しい方たちである。

 

この曲線が何とも言えず美しい〜

 

 

槍をバックにバンザーイ!!

超ご機嫌なQ隊長。

 

 

鷲羽池。日が差すと美しい色になる。

山頂で1時間もゆっくりと過ごした。

13:50に下山する。

 

下りて三俣山荘の夕食を待つだけ、時間はたっぷりある。

帰りは周りを見渡す余裕あり(^/■)\鷲羽池下りて見たくなるね〜

 

 

 

 下りは岩に注意しながらゆっくりと下りる。

 

14:50に山荘に到着。

山荘の前のベンチで先ほどの方たちと

缶ビールでカンパーイ!(生は終わっていた)

他の方も加わって楽しく話をしていたら

リーダーさんのご主人がお迎え!

「他の皆さんがまっているんだよ」って

すっかり忘れてしまったのか?お茶目な方だった。

夕食は4時30分。夜中にお腹が空きそう〜

水晶岳が見えた!

食事の前に。

 

 

夕食は展望レストランで。私たちの前に座っている人は

槍を見ながらお食事!いいな〜

今日も満員の山小屋。遅い人は8時からだったそうだ。

 

おかずはヒレカツ・アジフライ・エビフライ

それに焼茄子これがまた美味しい〜

山小屋の食事とは思えないご飯もお味噌汁も

大変美味しゅうございました(^人^)

 

この後私は展望レストランのベンチで槍が赤く染まるのを

カメラを構えて待っていた。

Qちゃんは談話室で皆さんと話しに夢中!

 

 

18:05 右の雲がじゃまをしている。がまだ早い。

 

18:40 鷲羽岳が夕焼けに少し染まる。この時だけだった。

 

 

 

18:43 もう〜そろそろとじーっと我慢。横に座っている方々と話をする。

隣の方は百名山の絵を描いているのだそうだ。手に包帯をしていた。此処につく直前、

転んで怪我をしたそうだ。その隣の女性は息子さんが此処の診療所でボランティアをしている医大生だと言う。

先生がこの診療所にいらして30周年とのこと。

みんなでお祝いのパーティをする為、大きなスイカを背負ってきたそうだ。

きっと、自慢の息子さんなのでしょうね。ご主人と明日は高天原へ行くそうだ。

私が断念したことを話すと、此処まで来て勿体無い。行けるわよと励ましてくれる。

私たちよりは上の方だと思うが、日ごろの鍛錬が違うのでしょうね。

 

 

7時を過ぎて最後に撮った一枚。優しい色合いに包まれた槍ヶ岳。

 

 

 展望レストランの窓から撮らせて頂いた。

大自然の彩り

 

 

       

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