東北 花の山旅

月 山 1,980m

2017年7月2日(日曜日)曇り

1日の土曜日に自宅を出発。山形へ向かう。
途中、福島の高湯温泉にて日帰り入浴して大休憩。
山形の「上山城」にて、隊長の大親友と久方にお会いした。
短い時間でしたが、
別れを惜しみながら、明日の登山に向けて、姥沢駐車場へ向かった。

駐車場は、暑かったせいか、虫が多く食事も出来ないので
「道の駅にしかわ」
車中泊することに。

その前に、志津温泉で日帰り入浴。残念なことに、循環沸かし湯で最悪だった。
もっと残念なことは、道の駅の売店もレストランも、4時半で終了・・・
クーラーボックスにある食材で、夕食を済ませた。
併設されている日帰り入浴施設で、明日のパンとトマトを買うことができた。

二日の早朝、姥沢登山口の駐車場へ到着。
「月山ペアリフト」まで10分程歩く。寝違えて、首に痛みがあった。全くぅである。

 

7:00に到着。日曜は7時半にリフトが動く。残雪が多く、アイゼンが必要そう~
持って来れば良かった。反省・・・500円+1500円の補償金なり~~
本当はリフトに乗らずに1時間登るつもりだったが、天気も悪いので止めた。

リフトの係り員、今日はかなり強風のため、途中でリフトがストップするかもと脅かす。
山頂駅付近で、リフトがかなり揺れて怖っ!!
最初の雪渓は傾斜があり、アイゼンを借りて良かった。
その後も横歩きの雪渓が4ヶ所。ちょっと緊張した。

 

あまりの強風で、途中から引き返してくる男性もいた。でも、我々は進む!
やがて、姥ヶ岳の山頂付近の木道を歩くと、ミヤマウスユキソウが咲き乱れていた。
景色はガスの中、足元の花達を愛でながら、カメラを向ける。
時折、強風に煽られながら足を踏ん張る隊員だった。

スミレの色合いを出すのはとても難しい。
何というスミレなのか、ミヤマスミレに似てるけど?

チングルマとコイワカガミ

ミヤマウスユキソウは、雨に濡れていたけど、小さくて可愛い花である

タカネザクラ  (別名ミネザクラ)

クロユリは、ほんの少ししか咲いていなかった。
貴重な一枚。

ハクサンチドリは沢山咲いていた。

一ヵ所で見かけたハクサンイチゲ

ミヤマカラマツ

左:姥ヶ岳山頂と、右:月山神社の入り口にて。中は撮影禁止。
中に入ると拝観料を収め(一人500円)神主さんから祝詞と御祓いをして頂く。
人型の紙を身体のあちこちに触れさせて、水の中に入れる。
悪い所を吸い取って貰うためでしょうか?帰りは別の出口を案内された。
お守りなどが販売されていたが、清貧の旅ゆえスルー失礼m(_ _)m

 

ミヤマウスユキソウは、見頃を迎えていた。 
「山渓ハンディ図鑑」より
「この花の新鮮な姿を見るためには、6月下旬から上旬にかけて、
梅雨の真っ最中に稜線まで登らなければならない」とあった。
全くその通りだった。

コバイケイソウ

ウラジロヨウラクと思ったが、??

ミヤマウスユキソウの群落は見事!
風雨にさらされても、健気に可憐に咲いている姿に心打たれる。



帽子が風で飛ばされそう~被っていられない。
ガスは晴れないが、雨に降られなかっただけラッキーだった。
下るにつれ、風もだいぶ弱まってきた。
後から後から登山者が登って来て、お花は咲いていましたか?と聞かれた。
綺麗に咲いていましたよ!って伝えると、皆さん元気に登って行った。
ベンチに団体さんが休んでいた。此処で引き返すようだ。
サクランボと飴を頂いた。最後の雪渓では、皆さんアイゼンを付けてないので
大変そうだったが、キャーキャー言いながら、結構楽しんでいた。

 

何となく晴れる予感?あっという間の月山登山だった。下りるリフトから、
足元にはウサギギク、ハクサンチドリ、ニッコウキスゲが咲いていた。

 

最初の山「月山」を無事下山。
思いっきり花々を楽しませて頂いた。感謝であります。

駐車場に戻り、靴、ストック、スパッツの泥を洗い流す。
この時期、夏スキーとスノボーの客も多かった。

今日車中泊する「庄内おばこの里こまぎ」へ。
ネットで調べた筈だったが、隊長の言う「湯野浜温泉」ではなかった。
湯田川温泉だった。大失敗!
しかも道の駅では無いので、他を探さなければならなかった。

でも此処で汗を流しさっぱりする。源泉かけ流しで、とても良い温泉でした。
レストランもあったが、午後4時半で終了。がっかり・・・

秋田方面へと車を走らせる。カーナビで道の駅を探しながら、やっとのことで
「道の駅 鳥海」に辿り着いた。隊長はヘトヘト・・・
着いたとたん、お店がバタバタと閉めている。?ここは6時で終了だった。ガーン!
幸い、近くにコンビニがあって助かった。レトルトのご飯を買ってレンジで温めて貰い、
持ってきたビーフカレーを湯煎して、今夜はカレーライス。
ウインナーも茹でて、お酒のつまみに。やっとお腹も落ち着いた。

駐車場には、大きなキャンピングカーが2台と、ワゴン車が数台。
同じような旅をしている人が、結構いるのだ。
明日は「森吉山」早めに眠りについた。

 (森吉山へ)