二日目 雄山・大汝山へ

8月8日(土曜日)雨のち曇り、一時晴れ間のち雨。

夜中もかなりの雨量だったが、朝も小雨ながら降り続いていた。

テントを張りに、行く気にもなれず迷った結果、このまま室堂に戻り

9日に予約していた小谷温泉へ連絡し、一日繰り上げて宿泊することにした。

 

朝食のとき、この卵は生か、温泉卵かと当てっこをした。

温泉があるのだから決まって温泉卵だよ〜と私。

Q隊長の隣に座っていた青年は卵を振って、これは生です!と。

結果ただの固ゆで卵でした・・・つまらん(--")

 

小雨の中、雨具を着て出発した。来るときは

何も見えなかった地獄谷が少し見えてきた。

 

有毒ガスが出ていて、早足に通り過ぎないといけない。

タオルで口をふさぎながら急いで写す。

 

まるで地獄からの使者が手を振って呼んでいるような〜怖!

昔、私の兄が高校の山岳部で登山をしていた時に、

この地獄谷で倒れている登山者をみんなで助けたことがあったそうだ。

昨日は下りの石段も、登りはきつい!

室堂まで30分の道のりだった。

 

足元の花を忙しく撮りながら・・・ミクリガ池はガスっていて見えない。

先を行くQ隊長に遅れをとりながらも、可憐な花を撮りたい隊員でありました〜

  

 シナノオトギリ

 

ミヤマアキノキリンソウとミヤマホツツジ

 

 

 

可愛いウサギギクとミヤマアケボノソウ(ぶれぶれ・・・)

 

ミヤマダイモンジソウとコバイケイソウ

  

ミヤマキンポウゲ?とミヤマダイコンソウ

 

イワギキョウ

室堂に着いた時にも雨がかなり降っていた。雨具を脱いでいる内に

空が少し明るくなってきた。霧雨もガスに変わって・・・

Q隊長、折角だから雄山だけでも登ろうと言い、私も賛成〜♪

大き目のコインロッカーに大きなザックを入れ、身軽になって出発した。

立山玉殿の湧水を水筒に汲み、一の越へと登山道を歩く。

とにかく人の多いこと!大渋滞だった。

 

雪渓を歩くのは気持ち良かった。でも、ガスっていて景色は何も見えない。

一の越山荘の前では準備体操をしているグループも。

前日にこの山荘に宿泊だったのかな?

 

 雄山の山頂へと急勾配を登る。また落石が怖いので慎重に。

 

山頂へは登拝料大人ひとり500円なり。巫女さんの写真を撮る許可をもらいパチリ!

 

 Q隊長、無事を祈って・・・

 雄山山頂にて(9時58分)

 

大汝山へ行く道は、かなり下ってから登り返す。

普段の鍛錬不足が堪えるが、ここまで来たのだからと、頑張る!

 

 

大汝山山頂にて(11時13分)

ここでもガスで、展望は無し・・・

 

 

 雄山はこの賑わい!小学生の団体も登ってくる。先生に大きな声で注意されながら。

ガスが少しづつ晴れて、山が姿を現してくる。晴れろ〜〜と心の中で叫ぶ!

 

 

雷鳥沢のテント場も見えた。朝早くテントを張れば、

立山を一周し、別山から剣岳を眺めることが出来たかな〜と呟くと

Q隊長に「甘い!」と一撃/(--;)

 室堂、みくりが池もあんなに小さく〜^^

 

室堂近くまで降りてくると、青空に今登ってきた雄山が良く見える。

山頂ではなく、ちょっと残念。

 

これから小谷温泉の山田旅館へと向かうため、早足で戻る。

ほんの少しの時間の晴れ間で、腕が真っ赤に日焼けしていた。

ゆっくり花も愛でることも出来なかったけど、

山の空気に触れて、清清しい気分を味わえたことに感謝。

トロリーバスも超満員。ロープウェイ、ケーブルカー、またトロリーバスと

待ち時間もあり、結構な時間が掛かってしまった。

これから来る人々。人気の山なんんだね〜

 

扇沢に着いた時にはへとへとに。駐車場が遠かった〜雨も降り出す・・・

久しぶりの小谷温泉に向かう。

今回、富山から立山駅へと向かわなかったのは

車を運転する時間が掛かり、疲れるからだったが、

結局、乗り物に時間を費やし、かえって疲れてしまったと後悔だった。

この夜は雨。テント泊は止めて正解だった。

Q隊長は温泉に浸かっている方が一番幸せ〜って顔をしてる(^^)

こうして夏山も終わり、9月の槍ヶ岳兄弟登山に期待!

今度こそ秋晴れの爽やかな山歩きが出来ますように〜♪

 

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