秋の山歩き・燕岳日帰り登山

2006年10月9日

自宅を出発したのは8日午前4:45。燕岳登山の前の足慣らしに

八ヶ岳の双子山にある双子池まで歩こうという計画でした。

7:56に諏訪ICで降り、白樺湖方面へと走る。

稲刈りが済んだ田園風景が目に入る。まだ黄金色の穂もある。

ススキもゆれて、風も冷たく感じる。そして、漆の葉の赤が鮮やかった。

最初晴れていたのに、双子山に着くころには雲ってきて、風が強く寒かった。

駐車場も一杯で、道路の脇に止めた。双子池まで2時間も掛かるという。

トイレは壊れていて、使えない。山小屋で300円を払って使わせて貰った。(高い!)

しかも、登山道は沢のようになっていて歩きにくく、中止することとなった。

午後2:30市営?の「しゃくなげ荘」の温泉に。賭け流しのいい湯だった。

この日は車中泊するつもりだったが、Qさんは運転疲れ〜

しゃくなげ荘は満室。登山口である中房温泉も駄目〜車を走らせ、探した。

「シャルマン・・・」というホテル?どう見てもお客さんの車は止まっていない。

日も暮れて、仕方なく聞いてみた。素泊まりで8800円と言う。

中々作りは奇麗だが、この時期に私たちの他は誰も泊まっていないということが

不気味だった。そして車が無いのに(山奥だよ)温泉に親子連れが入っていた。

日帰り入浴に来たと言う。1400円の定食を頼んだが、とても料理とは思えない

貧しいおかずに、なんだこれ??って吃驚!!ま〜仕方ないかって我慢。

従業員は、かなり年配の男女二人と料理人?が一人。

男の方に「明日の朝早いので、お勘定を済ませておきます。」と言うと

合計で2万6千円だと言う。またまた吃驚!普通だったら2万400円+入浴税

なのに?サービス料だと言う。まったくも〜である。

たぬきと狐のお宿に泊まってしまったと諦めた・・・・(-"-)

 

 

前置きが長くなってしまった。9日まだ薄暗い4:30狸のお宿を後にする。

5年前の初めての北アルプスはこの道からだった。

中房温泉に着いたのが5:20。

 

登山口出発5:35→ 第一ベンチ6:05→ 第二ベンチ6:30→

第三ベンチ7:00→ 合戦小屋8:10→ 燕岳頂上10:20→

燕山荘(休憩約1時間30分)下山11:40→ 合戦小屋12:10→

中房温泉に14:00到着〜

 

最初は薄暗い樹林帯。最初から急登だ。

晴天なのにね〜でも今日は展望が期待大である。

 

第二ベンチの手前でこんな黄葉が。好みだな〜

 

第二ベンチで一休み〜1分位だよ〜〜

 

 

第三ベンチを過ぎると赤く色づいたナナカマドが多くなった。

 

 

 

 

楓の上品なこんな色も素敵!

 

 

 

登山道に紅葉の落ち葉がひき詰められていた。

帰りに何枚か拾おうと思っていたが、忘れた。画像があるから、まっいいか〜(^^)

 

 

もう直ぐ合戦小屋に!今日は登山者はかなり多い。時々下山してくる団体さんとすれ違う。

7日に吹雪いて小屋から一歩も出られなかったと、今日登られて良かったですねと

話しかけられる。私も、「今日はご来光が見られて良かったですね」と言うと、

「最高でした!」と返ってきた。良かったね。

 

 

この写真を撮る直前に、屋根から雪がQさんを直撃!私も驚いて写せなかった。

休憩5分位で出発!

 

 

雪化粧をした山にナナカマドの紅葉がとても映える。素晴らしい光景だった!

 

 

山々は美しい紅葉を楽しませてくれる。

途中から雪道になり、滑らないように慎重になる。下りて来る人も恐る恐るだった。

 

 

 

私たちは燕山荘に立ち寄らず、そのまま一気に燕岳を目指した。

真っ蒼な空に聳える中々の勇姿だ。

 

 

 

8月に登った鷲羽岳である。右にワリモ岳。此方から見ると形が違うので分かりにくいが

ワリモの独特の山頂の形で分かりやすい。

 

 

 

槍ヶ岳も望遠で撮ってみた。山頂には登山者はいるのだろか?

何処から眺めても槍は迫力がある。

 

 

 

笠ヶ岳!いつか登ってみたい山である。何時の日やら〜〜

 

 

 

日の当たる場所は雪も解けて歩きやすい。

が、上はかなり残っていて、滑りやすかった。

 

 

 

雪が岩に凍った状態で張り付いている。強風が造った自然の美しさだ。

ポキッと一つ取って、暑くなった額に付けてみた。ひゃっこい!

 

 

10:20 登頂!裏銀座の山々も白い帽子をかぶっている!

素晴らしい眺めに大感激〜\(^▽^)/バンザ〜イ♪

 

 

 

振り返ると、秋の雲が風に飛ばされ素敵な模様〜

 

 

Qさんが樹氷を見つけた。もう直ぐ解けちゃうかな?

 

 

お決まりのイルカ岩を槍ヶ岳とツーショット!

 

 

 

懐かしい燕山荘に!山小屋の周りは登山者で一杯だった。

ベンチに座るのもチョイ待ち。そしてお待ちかねの〜

 

 

ケーキセットを美味しく頂きました〜v(^o^)v

コーヒーも香り豊か、ケーキも最高に美味でしたよ〜♪

この後、Qさんはコーヒー、私はケーキをお代わりしちゃいました(お昼のかわりだもん〜)

そして、この素晴らし眺望を見ながらです!!

 

 

 

 鷲羽岳、ワリモ岳、水晶岳〜

 

立山・剣が〜

 

槍、穂高、大天井〜

 

 富士山もうっすらと青い山並みがきれいだ〜

 

 日光白根山

 

 

 

笠ヶ岳、槍ヶ岳〜

 

 

 

燕山荘を11:40に出発。下山途中にて。

 

 

 

燕岳に別れを惜しみながら、こんな写真も・・・

燕山荘に泊まりたかったな〜きっと明日の朝は凄いことになってる〜悔しいな〜〜

などと一人(あずさ)ブツブツ言いながら下山。

Qは温泉が待ってる〜と言いながら、ルンルンで下っていく・・・必死で付いて行くあずさ・・・

小学生の男の子兄弟が親より先にどんどん下っていく。急坂なのに危険!

気をつけなさいと言っても身が軽いのか早い!

暫くすると別の家族の男の子が挫いていた。家族も一緒で心配そうに動けないでいたが、

Qさんが、色々助言。本当は冷やした方がいいのだが、下の方はもう雪も無い。

お父さんが負ぶってゆっくり下山するしかないと思ったが、どうしただろうか気になった。

日帰りの登山で、ゆっくりはできなかったが、好天と雪と紅葉の三点セットで

充分楽しめた山歩きだった。そして、この日は中房温泉に初めて泊まった。

10回も温泉に浸かって、筋肉痛も疲れもすっかり取れて、気分爽快!

此処の温泉は登山者だけではなく、遠くの方からも温泉を目当てに訪れる。

とろりとした湯はいつまでも冷めにくく、肌にも優しい。

しばらくはつるんつるんでした(^_^)大満足〜♪

翌日は栂池自然園を散策する。