岩苔乗越から双六小屋〜新穂高へ

8月3日〜5日

高天原山荘の朝は静かだ。4時30分に起床。晴天なり!

お弁当ではなく、朝食を今回は初めて山小屋で食べた。美味しい〜

Qさんは早く出発したかったのだけれど、お腹が空いていると力が出ない。

疲れて、冷たいお弁当を途中で食べてもあまり食欲が無いことが分かったから。

でも、私だけかな〜そんな理屈を捏ねて嬉しそうに暖かなごはんとお味噌汁を頂いた。

 

 

 

 

 

 

朝食は5時だった。写真無し。

支度をして、高天原山荘を5時50分頃に出発した。

湿原の朝靄が素敵だった。デジ一眼はもう

仕舞って置きなさいとの隊長命令!

仕方なく小さなデジカメで撮る。・・・残念!

 

 

 

 

5:57

これからは来た時と違い岩苔乗越を通って

双六小屋へと向かう。急登を避ける為

時間が掛かるが楽である。

途中でQさんが休憩〜と言いながら、ザックを置いて

どんどん林の中へ歩いて行ったので何かな?

と思ったときには遅かった。

デジ一眼カメラを置いてきたのである。  

 

 

 

下ったところにドーンと大きな山、水晶岳が、

水晶池に映っているではないか!

「な〜んで言ってくれなかったの〜!!」と少々むくれてしまった。

仕方なくちいデジで撮った。

湖面に映る水晶岳が素晴らしかった。

もっと撮りながら、ゆっくりしたかったが

そうもいかない。先を急いだ。

そして、仕舞っていたデジ一眼を取り出した。

 

 

 

 

 

シナノキンバイの黄色が鮮やか

 

7:00

クルマユリ、今が盛りなのか、沢山咲いていた。

 

 

7:06

7:45

 

 

薬師岳、貫禄の在る勇姿

 

 

 

 

 

 

 

岩苔乗越分岐に8時30分に到着

 

 

 

 

 

 黒部源流の流れているところ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ワリモ岳、此処が簡単ではないので水晶岳に登れなかった。

 

 鷲羽岳

 

 

クルマユリ

ハクサンイチゲ

 

 

 

   

 ワリモ岳が大きく近づく!

 

今日の槍ヶ岳ははっきりと見える。雲がちょっと多いけど、その分山陰がはっきりする。

 

 

鷲羽岳とハクサンイチゲのお花畑〜水晶岳、ワリモ岳も見える。お気に入りの一枚!

 

 

 

 

 

 

右は 三俣と双六の分岐。本当は三俣山荘に寄って、美味しいコーヒーを頂くはずだった・・・・

後から悔しがっている私に「気がつかなかったの?」とちょっぴり意地悪な隊長だった!この〜(-"-)

 

 

 

 Q隊長が小さい声でライチョウの子供がいることを

教えてくれたが、望遠レンズを出す暇などない!

 

 

 

 最初は子供だけだったが、親も出てきてキョロキョロ

3羽の子供は動きまっわって可愛い〜♪長い山歩きだったが

初めて姿を見せてくれた。嬉しかったo(^-^)o

 

 

やっとの思いで双六小屋が見えてきた。下れば直ぐ!なのに下りは足が辛くなっていた・・・

登山者が沢山いる。今晩も混んでいるのだろうね〜なんて考えながら。

双六小屋に着いてから、遅い食事、小屋のラーメンを食べた。麺が延び気味・・

 

 

 

泊まる2階の部屋の窓から撮る。Q隊長、天草からきた達、

京都から単独で縦走している人、軽井沢の青年?と

意気投合して何時間も楽しく酒盛りをしていた。

その間、宿泊の受付やらザックを片付けるのは平隊員!

 

 

 

富山大学の診療所である。学生さんはボランティアで

登山者の面倒を見ている。Q隊長もまたお世話になった。

と言っても眠れないのでと軽い睡眠剤を頂いた。

 

 

 

食事は5時30分から。すごく混んでいた。

食後、山の夕日を撮りたかったが、いつまで待っても

奇麗には焼けず、ちょっとがっかり・・・

 

 

 

 

 

笠が岳が姿をちょこっと現した。

 

この日はお薬を早めに飲み、8時ごろには眠った。Qさんはぐっすり。でも私はどうしても満点の星を見たくて少し興奮していた。

深夜、私の肩を叩いて、「おいおい」と言う声がして、ガバッと起きた。誰も起きている者はいない。夢を見たのかな〜と

トイレに行った。シーンとしている。そーっと歩いた。その後、外に出てみた。満点の星だ〜☆☆☆

私はベンチに横たわって空を何時までも眺めていた。何が何だか分からないほどの星の数。天の川、素晴らしかった。

静かな静かなひと時でした。

 

 

最終日双六小屋から新穂高へ

 

8月4日(金曜日)晴天

 

 

 

 午前4時ごろ起床。(あずさはまた、3時半に起きて星の観察。

星座を学生さんに教えている先生がいらしたので、まぎれて聞いた)

食事は5時半。その前に写真を撮りに外へ出ていた。

このためQさんに朝食を待つ列に2度も並ばせてしまった・・・

ご来光は双六岳まで登らないと無理だった。残念! 

  

望遠レンズで笠が岳を撮る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 6:20 いよいよ出発。双六小屋には行きと帰り

2度もお世話になった。

 

 

 

 

振り返って、雄大な鷲羽岳、双六小屋に別れを告げた。

青い空が何処までも広がっている。初めての長い山旅、お天気に恵まれた。

また来たいねとQと話しながら、鏡平へ。今日は鏡池に槍穂高が奇麗に映るに違いないと

期待に心も弾む♪

 

 

 

 ハクサンイチゲさん〜こっと向いて〜(笑)

 

 

暑いので雪渓を歩くのは気持ちが良い。

 

 まだまだお花畑が沢山!

 

 

 

帰りは 左下の稜線を歩いていく。歩きやすい。

最初に来たのは右上の稜線。

 

 

遠く白山が雲に浮いている。いつ見ても優雅だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ずーっと槍、穂高を眺めながら歩く。なんて贅沢!

でもよそ見は危険。

 

 

 

 

 

 

 もう直ぐ鏡平である。

 

 

 

 鏡池が見えてきた。

 

 

 やっぱりカキ氷〜♪並ばずに注文できた!

 

 

 

この日はさすがのQも美味しいと言って食べる。

 

 

 

 

メロンにレモン!ん?なんでイチゴがあるのかな?

なんとお代わりをするあずさなのだった。

もちろんQと半分づつだよ〜ん(^^)p

ごちそうさまでした〜

 

  

 

 

 日差しがあまりにも強く、空が白っぽくなるのは仕方が無い。でも鏡のような池に奇麗に槍が映る。ラッキー♪

  

 

 

来た道を振り返える。

シナノキンバイ

 

 

勢い良く流れる沢の水辺で休憩する登山者。足を浸かりたい気持ちだった。

 

 

 林道に下りてきた。

 

 

 雪のため林道が通れず、雪渓のようなところを来る時に歩いたが

帰りには解けていて通れず、下を通る。

 

 

 木の根がかろうじて着いていて、今にも流されそうだ。

 

 

 これから長〜い林道が続く。ちょっとうんざり・・・

 

 わさび平によってお昼に「ひやむぎ」を頂いた。

つるつるして冷たく、とっても美味しい!

席の前にいた中学生の男子生徒と話をしながら。

その後食べたりんごは美味しくなかった。

 

 

 

 渓流の水の色も美しい。

 

 

 新穂高に13:10に到着。「中崎山荘」に寄って、車を駐車させていただいたお礼を告げて

今夜の宿、中の湯温泉に向かった。安房峠を通って、14:20に到着。

宿の玄関前から穂高連峰を写す。

 

 長い山旅の疲れを温泉に浸かってまったりとする。

本当にお疲れ〜でも満足の山歩きでした。

 

長いレポを最後までお付き合いいただきありがとうございました。m( _  _ )m