南アルプスの懐深く、雄大な甲斐駒ヶ岳に源を発する尾白川渓谷は、日本名水百選に選ばれた清らかな水の故郷です。
花崗岩の渓床をくぐりぬけ磨き上げられた名水は、昔から清酒の醸造、近年では洋酒のブレンドなどに使われるほか、
味わい豊かな天然水として生活と深く係ってきたました。南アルプス天然水はここの水だそうです。
尾白川渓谷には、急峻な傾斜が生み出さす大小さまざまな滝や淵、白い巨岩や砂州、エメラルド色の渓流など、
見所がたくさんあります。渓流沿いの散策は、深く水をたたえた千ヶ淵や百合ヶ淵、三段に流れ落ちる神蛇滝、
膨大な水量の不動滝などが次々に現れ、見る者を圧倒する迫力美しさに道ています。
また、滝や淵に残された神秘的な伝説も散策に彩を添えます。
北杜市(ほくとし)のHP より
「白州道の駅」にはこの水を汲めるように整備されていて、
だれでも自由に汲むことができるようになっている。
さて、高遠から国道20号線をひたすら走り、最近ナビに頼りきりのQさんは
セットした目的地へ心配なくルンルン気分で?車を走らせる。
白州道の駅に着くと、甲斐駒ケ岳が後ろに大きく聳えていた。
そこは後にして、目的地へと向かうが、途中で分からなくなり、
犬を散歩させていたいた人に聞く。やれやれ(^_^;)
道の駅の傍の植木や草花を育てて販売している所から甲斐駒ケ岳を撮る。 |
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甲斐駒ケ岳の手前、日向山の登山口もある尾白川渓谷に向かう。 20号線を小渕沢方面に途中白州中学校東交差点を左折。 尾白川渓谷・駒ケ岳神社方面の標識に沿って直進。 途中に名水公園「べるが」左折の標識あり、さらに直進すると 無料駐車場がある。そこに車を置いて、歩いて7〜8分で駒ケ岳神社。 左脇を行くと吊橋の尾白川橋を渡る。
駐車場に着いた時は車は1台だけあったが、渓谷に行く人では無かった。 管理事務所の女性に一応聞いてみた。まだ役場の人が来ておらず、落石などで 道が通れない箇所もあり、気をつけて行ってくださいと注意を受ける。 ちょっと心配だったが、登山の身支度だし大丈夫だろうと出発する。 夕方まで帰って来なかったら捜索して下さいなんて、Qったら!事務所の人も 「車があるので分かりますよ」ですって。
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駐車場から10時23分に出発。7分で駒ケ岳神社に着いた。 |
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尾白川橋の吊橋をわたる。下には澄んだ川が流れていた。
左の写真のような鉄の橋がこの先にも幾つもある。そして滝が現れ、 目を見張るような美しいエメラルド色の滝壺にうっとりする。 |
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しーんとした中、鳥の囀りと川のせせらぎ、滝の音のBGMが心地よい。 滝壺の色は深さによって濃淡があるが、どれも透明で何ともいえない美しさである。 |
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巨大な岩を鷲づかみしているような木の根に圧巻!凄い生命力だ。 |
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ここまで来るのにアップダウンのある結構険しい道も歩いてきたが、美しい景観に疲れも癒される。 すっかりこの水の色に魅せられてしまった。
もう、言葉はいらない。いつまでも変らないでいて欲しいと願うばかりである。 右の写真のように、道に落石が所々に落ちている。上を見上げると恐い! |
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ここに来て、Qは急ぎ足になった。空模様がおかしいのでこの先に行ったら引き返すと言う。 私は不満顔になったが、Qの予想はいつも当たるので諦める。 どうしてもここだけは来たかったとQさんが言う「百合ヶ淵」は圧巻だった! |
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11時30分頃到着。 切り立った崖の深い滝壺は正にエメラルド! 吸い込まれそうになる。ここでお昼にしようと、作ってきたおにぎりと フルーツを食べながら、少ない貴重な時間を過ごした。
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望遠で撮る。左に滝があるが見ることはできない。 実際の色はもっと綺麗である。 |
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鎖を使って登る箇所もあり、狭い道の下はかなりの高度感があり、スリル満点である。こわ〜い(~w~) |
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急な階段や鎖をつたっての急坂。雨が降ったら滑りやすいから注意が必要だ。 結構、事故が多いところだそうだ。簡単なハイキングと思ったら間違いかも。 トレッキングシューズなどの履物で、気を抜かずに歩かなければならない所だ。 |
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引き返す道すがら、エメラルドの滝壺をまた撮っては別れを惜しんだ。Qはどんどん先を行く。 |
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やっと無事に戻ってきた。すると雨がポツポツ降り出してきた。 駒ケ岳神社にお礼をして、少し休憩していると、若いカップルがやってきた。 二人は昨日まで八方池スキー場でアルバイトをしていたと言う。 けれど二人は先を行かずに引き返して行った。私達も駐車場へと向かった。 |
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渓谷を歩いている時は誰一人とも会わず、最後まで二人きりの世界だった。 12時30分過ぎに駐車場へ戻った。約2時間の歩きだった。 フルコースを歩くと4時間は掛かる。きっと、雨で道は危険だったと思う。 時間が沢山余っている。道の駅で水を汲むのも早いし〜 |
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番外!サントリー白州蒸留所見学
運転をしているQさんには危険な所!な〜んて飲むわけではありませ〜ん^^ 自然を守りながらの施設に感心する。見学を申し込む受付の近くには 枝垂桜が満開だった。時間がどの位掛かるのか聞いてから申し込んだ。 見学を申し込んだグループの人数は私達を入れて8名。車の運転をしている人には ワッペンが渡され、Qさんも胸に貼った。
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見事な枝垂桜。工場内に入ると、思いっきりウィスキーの匂いが漂う。甘い香りも混じっていた。 色々説明を聞くが、直ぐに忘れてしまう。私はいい加減な見学者である。 |
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Qさんは案内をしてくれている人に色々と尋ねていた。ウィスキーを入れる樽は何回も使うため緩みが無いか、 ベテランの人が樽を検査。これをなんと言うか忘れた〜?? |
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樽の中に火を入れた後、柄杓で水を入れると、一瞬にして火が消えた!水の入れ方が凄い! 皆、拍手喝采! |
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樽には色々な種類がある。主にオークを使用。 シェリー樽はスペインでシェリーの貯蔵用に作られた樽。 蒸留された原酒は樽に詰められ、貯蔵庫で永い眠りに。 樽の種類によって、熟成後は味わいの異なる ウィスキーに仕上がるそうだ。 このあと、試飲と宣伝も兼ねての時間。 私は「白州」と「山崎」の水割りを頂いた。 Qは勿論、南アルプスの天然水である(^o^)v 仕方なく?ウィスキーのお土産を買うQであった。 が、家ではあまり飲まない!!なんで〜 高かったのよ〜〜ってQの小遣いだった・・・ もっぱら芋焼酎専門のQなのだ!
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約1時間の見学も終わり、後は道の駅で美味しいお水を沢山汲んで帰ります。 生憎、道の駅は定休日で、お土産は名水百選の「白州の水」のみ。
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大勢の人がポリタンクやペットボトルに入れて持ち帰っていました。 車なので、思いっきり沢山汲むので時間が掛かります。 この水でお茶やコーヒー、お米を炊いたら美味しいだろうな〜って。 実際、とても美味しく頂きました〜^^ これからは渓谷歩きと共に、名水巡りも加わることに相成りましたm(_ _)m さて、今度は何処の名水を求めて旅をしましょうか?乞うご期待! |
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今回も早起きで、充実した一日を過ごすことができました。 長いレポを最後まで見ていただき、ありがとうございましたm(_ _)m |
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