武尊山登山

標高 2158m

久しぶりの山歩き、そして3回目の兄弟登山となった。
6月下旬 25日~26日(武尊牧場キャンプ場テント泊)

梅雨の晴れ間を予想したのは、登山ガイドのプロの2番目の兄。
今回、見事に的中!吃驚するほどの快晴に恵まれた登山となった。

一般には、武尊神社よりの登山口から登ると登山ガイドブックに書いてあるが、
私達は、キャンプ場でテント泊し、登る前日の夕食は
バーベキュウをするため、コースが違う。
またその日(25日)は、二人の兄達は
「皇海山」に登ってからの合流。
本当は、あずさ隊も参加するようにと誘われていたのですが、
何せ鍛錬不足が心配で、
こちらは遠慮させて頂いた/(^_^;)軟弱隊

登山行程(26日)
キャンプ場(5:00)----(ブナ林)---高山平(6:30)----セビオス岳(8:30)---
---中ノ岳(9:00)----武尊山(9:30)----中ノ岳(10:00)----セビオス岳(11:30)---
---キャンプ場(12:30)  昼食後 解散

6月25日
この日はキャンプ場に、午後4時に合流することになっていた。
いつもよりゆっくりと家を出発した。怪しげな空模様・・・
沼田ICに8時半ごろに着いてしまった。早すぎ!
バーベキュウのお肉を調達するには、スーパーもお店もまだ開いていないし~
決めていた温泉「老神温泉 金龍園」はお昼の12時からだし・・・
まずは9時に開くかな~と大きなスーパーを探したら、10時開店とのこと。
準備している従業員の方に、早目にオープンしているお店を教えて頂いた。
食材を確保して、10時オープンの日帰り入浴施設「しゃくなげの湯」
へと変更!

南郷温泉「しゃくなげの湯」は、源泉かけ流しなのである。
3時間550円で、食事を注文すると4時間ゆっくりできる。
私達は、2時間近く温泉に浸り、久しぶりの温泉を満喫した。

そろそろキャンプ地へ行こうと、車を走らせた直後にQ隊長の携帯が鳴った。
兄達が、丁度この温泉に向かっていて、5分もしない内に合流した。
「皇海山」から下山してきたところだった。
皇海山は、キャンプ場を出発=追貝軽油=皇海橋=登山口=二俣=鋸山=皇海山
という行程。それにしても、下山して12時に温泉!
二人の兄の健脚ぶりには、いつも驚かされる。

二人が温泉で汗を流している間、私達は、休憩所でお蕎麦を注文して食べた。
私達を待たせてはと、早めに出てきた兄達はカレーライス。

そしてキャンプ場へと2台の車は、山道を走った。
広々としたキャンプ場には、昨日から張っていた兄達のテント一つ。
私は、事務所へキャンプの申し込みをしに行き、料金を支払った。
白樺の木が多く、
レンゲツツジが沢山咲いていた。近くに寄ると終わりかけだった。

テントを設営すると、早速三男の兄はバーベキュウの用意を始めた。
まだ早いけど、まずはビールで乾杯!
あずさ隊は初めてのバーベキュウにワクワクである。


炭で火を熾し、三男の兄が作った野菜たちを乗せ、お肉も焼く。
良い香りが立ち込め、食欲が出てくる。
時折、雷の音と少しの雨が・・・雲の流れが早く、青い空が少し見えてきた。
まあ、明日は雨が降らなければ良いかな~なんて思っていた。

話は弾み、楽しい時間は過ぎていく。〆は焼きそば。
自然の中で食べると、これが美味しいんだよね~
最後のデザートはメロン
。甘くて美味しかった~

スイカもあったけど、お腹いっぱい!明日下山した時のお楽しみってことに^^

次第に辺りは暗くなり、電燈の明かりがついた。
そして、空には沢山の星が輝いていたのである。

管理人のお兄さん、トイレの電気を点けるのを忘れて帰ってしまった。
何処にもスイッチが無いので、多分事務所の中なんでしょうね。プンプン
こういう時に限って、懐中電灯やヘッドランプを忘れてきてしまう。
兄から借りた。中は真っ暗で怖い~~
片付けも終わって、9時過ぎに眠りについた。

26日 快晴~

5時15分に、キャンプ場を出発!
信じられないほどの快晴
なんて幸運なんでしょう~とテンション上がる♪

道端にベニバナイチヤクソウが沢山咲いている。大喜びして写真を撮っていると、
どんどん置いてきぼりに。ゆっくりは撮れませ~ん。
最初のはぶれぶれでした。帰りに撮れるかな?

ブナの大木も多く、気持ちの良い森の中を歩く。
最初は緩やかな道で、散策できるコース。
山道になると、クマザサが道を塞ぎ、下が見え難い。
足元に注意しながら歩くが、ぬかるんでいて靴がズボッと潜る。

癒してくれるのは、小鳥の囀りである。
コルリ、メボソムシクイ、鶯、カッコウ、ホトトギス・・・
鳥には詳しい兄が、色々と教えてくれる。

サンカヨウ、エンレイソウ。キヌガサソウ、
白いコイワカガミ。シラネアオイも咲いていた。
ギンリョウソウは不思議な植物。見つけるとすぐ撮りたくなる(笑)

サンカヨウを見つけたのはこの時のみ。終わりの花だったのかな?望遠で撮る。

出たばかりなのかな?可愛い幽霊みたいですね~

白いイワカガミ初めて見ました。見つけて教えてくれるのは、ガイドの兄です。
私は足元に気を取られて、見過ごしてしまう。

太陽が眩しい~この時気が付いた!日焼け止めを持ってこなかったことを・・・
まずい(--;) 後の祭りであった。

あまり休憩を取らないQ隊長に、兄達が促す。
水分を補給したり、チョコレートなどを口に入れた。
ようやく視界が開け、名だたる山々の雄姿が!
まずは
「至仏山」標高2228m

遠くに、「日光白根山」標高2578m 山頂付近に、まだ雪が残っています。

武尊山の山頂が近づいたかな?と思いきや、まだまだこの山(中ノ岳)を越えなければです
(白く見える所は雪渓。そこで何度も滑ったな~)

途中、かなり垂直な岩盤を、ロープや鎖を使って登る箇所があった。
手がかりや足場がしっかりしているので、慎重に確保して登れば大丈夫。
しかし、雪解け水で濡れて滑りやすいので注意する。
岩場を越すと、シャクナゲやダケカンバなどの灌木が茂る。
ますます視界が開け、素晴らしい展望!!
苗場山
かな?

途中、雪渓がありキックしながら慎重に登った。
でも、私は時々滑り落ちる。雪と言っても硬いので転ぶと痛いのだ(>_<)
超久しぶりの山歩き、梅雨の時期とは思えないほどの好天!暑いくらいだ。
雪渓は涼しくて気持ちが良いが、キックする足が疲れる。兄弟三人は慣れているのだ。
「大丈夫か~?」と何度も励まされ、すってんころりんのヘボ隊員は頑張って登る!

 

武尊山に登頂!(9時位)3時間50分と、やや早いペースだった。
兄達だけだったら、3時間も掛らなかっただろう。
山頂は、誰もいない。我々だけだった。
結構人気の山なのに。しかも
こんなに良い天気なのにね~
ただし、半端ではないブヨの多さに閉口~目も開けられないほど飛んでいた。
兄達は、「気にしない方がいいよ刺さないから」と言うが、
時々目に飛び込んできて、気にするなって言われても無理無理(/>_<)/

 

三度目の兄弟登山、いつも好天に恵まれる。

 

谷川岳は、山頂の目の前で見ることができた。
ただ、雲が湧いてきて上手く撮れず・・・右写真は、二男の兄が撮った写真です。
武尊山の最高点、沖武尊の山頂からは、独立峰だけに展望は素晴らしい。
巻機山・苗場山・至仏山・日光白根山・皇海山・赤城山などの峰々を見晴らせる。
また何時か来るとしたら、秋がいいな~なんて、言うよね~(古!)

黒い点々はブヨだよ~*

大展望を満喫して、言うこと無し!最高~~\(*^▽^*)/

9時30分に下山開始。気温が上がったせいで、雪が解けて
道は、来た時よりぬかるんで歩きにくい。
でも日の当たるところは乾いて歩きやすかった。
最後の雪渓でまた滑り、今度は持っていたカメラのフードで
脇腹を思いっきりぶつけた。痛いのなんのって、
暫く動けなかった。多分打撲・・・
カメラは仕舞って2本のストックで下山。
皆に心配かけて、全くドジな隊員である。

暫くすると、今日初めて登山者に出会う。
山ガール二人
と、付いてきた?若い男性二人の4人組み
ちょっと遅い出発だね~とガイドの兄が心配する。
また暫くすると、もっと遅い年配の男性一人。
気を付けて下さいねと声をかけるが、ちょっと心配・・・


安全な所からQ隊長のカメラで、朝撮れなかった
ベニバナイチヤクソウを撮ることが出来た。

こんなに沢山のベニバナイチヤクソウを見たのは初めてo(^o^)o

綺麗に撮れなくてごめんね~カメラも泣いています(しゅん)

武尊牧場キャンプ場に戻ってきました。12時35分位に到着。
あずさ隊は、相当足にきていた。やっぱり鍛錬不足。
いつも私達に合わせて歩いてくれる優しいお兄さんたちに感謝です!
皆夫々満足した様子。本当に仲の良い兄弟。

 

今朝は誰もいなかったキャンプ場に、散策する夫婦が何組か歩いていた。
雲が湧いてきたが、今日は天気が持ちそうな感じ。
先ほどの登山者は大丈夫だろうと、少し安心する。

兄達がテントを撤収してる間、私は泥のついた顔を洗いに行った。
靴下とズボンを履き替えて、ちょっとすっきり。
4人で夫々持ってきたパンなどで、昼食をとる。
そして、楽しみにしていた
スイカ、甘くてこの上ない美味しさでした~
すべて綺麗に片づけて、お別れの時が・・・

また来年ね!と、ちょっぴり寂しかった。
そして、それぞれの車でキャンプ場を後にした。

さあ、来年の兄弟登山はどの山になるのか楽しみです。

まずは、秋に鹿島槍ヶ岳へ
行くのがあずさ隊の目標

今度こそ身体を鍛えて、臨まなければいけませんね。反省~