秘湯の旅「木賊温泉・井筒屋」

2009年3月1日〜2日

 久々に温泉のみの旅です。木賊温泉は初めての秘湯。

何年か前に川縁にある共同浴場(混浴)に早朝入ったことがあります。

知る人ぞ知る湯は滑らかで、肌がしっとりの名湯なのです。

 

 

今回は何処にも寄らないので、遅めに出発です。

母と兄を迎えに行き、ナビを頼りに目的地

「福島県の木賊温泉」を目指す。

今日のナビは、ベイブリッジを渡れとの指示。

曇り空でも滅入らない!

のんびりできる温泉が待ってるだけだから^^

そして、この旅でスタットレスタイヤのお役目は終了〜

さて、雪道を気持ち良く走れるでしょうか??

 

 

な、なんと!道路には全く雪が無い!!

 

 田園風景も雪景色、でも雪が少ないよね〜

 

 

山村の中に落ち着いた趣のある「井筒屋」さんに到着。川の崖っぷちの大きなツララに吃驚!

 

上の駐車場から坂を下りて行くと井筒屋の玄関に辿り着く。雪があったら滑りそうである。

女将さんも電話で「くれぐれも気をつけて歩いてくださいね」と言っていたが・・・・

この日はスタットレスの活躍は無しでした〜

 

 

女性専用の内風呂はちょっと狭すぎる。それが不満でした・・・

それに、此処は自噴ではなく、広い方の内湯から

温泉を管で引いているとのこと。

 

福島県南会津郡にある湯治場らしい風情のあるところ。

寒い山野に自生する植物の名が地名となったと言う温泉。

宿から近くの階段を川縁まで下りると、共同浴場がある。

澄んだ湯が岩盤の間から噴出している自噴の

自然温泉であるが、そこは混浴なのです。

女性にとっては入りにくい。(バスタオルを巻いても良いが)

 

部屋に案内されたが、全て2階にあり、母は一人では

この階段は登れません。常に一緒に行動です。

高齢者にとっては少々キツイかも。

部屋は10室で、洗面所もトイレも部屋の外。

でも、最新式のウォッシュレットが素晴らしい〜

勝手に蓋が開き、閉じてくれる優れものでした。

廊下もピカピカに磨かれ、掃除は行き届いている。

 

早速、温泉〜〜

Qさんと兄は共同浴場の露天風呂へ!

母と私は女性専用の内風呂へ入った。

でも、あまりの狭さにがっかり・・・

男性専用は広いのが、もっと不満!

女性の時間も設けてあるが、8時半〜9時半までの

たった1時間だった。

 

  

木賊温泉

井筒屋

温泉使用量

加水・加温

泉質

利用形態

浴槽

源泉温度

減温の有無

内湯

露天

55?/分

49度

加水・加温

無し

単純硫黄温泉

源泉かけ流し

無し

 

  

 此処が男性専用の内風呂。岩盤から源泉の湧出する湯量は多く、もったいないくらい流れていく。

昨夜の1時間はたっぷりと入ったが、朝早く母と入。ピンクの浴衣があれば、男性は遠慮するでしょうと(笑)

湯の温度も丁度良く、肌がしっとりと滑らかになる。やっぱり湯船はこの位じゃないとね〜

因みに男性たちは、何回も入ることができる。悔しい限り(-"-)

もう少し、宿の方針(男性中心)を変えてもらいたいものであります。

 

夕食の楽しい時間。母も喜んでくれる。

兄とQさんはビールと美味しい地酒に酔いしれる。

 

 

料理も山のもの中心で、味付けが丁度良い。

素朴な料理が一番である。岩魚の刺身が特に美味しい。

舞茸の炊き込みご飯も美味しかったが、量が多すぎて、

明日の朝食に出してくださいと告げた。

 

   

今、旬のフキノトウの天麩羅も美味しい。鴨鍋は多すぎかも〜(無くても良い)

写真には無かったけれど、蕎麦粉と餅粉で作った団子のくるみ味噌餡が素朴で何とも言えない美味しさだった。

部屋に戻ると、コタツの上に置いてあったミカンが嬉しい。

少し休んで、8時半から私は大きい自噴の内風呂へ。(母は、疲れてパス)

この日の泊り客は私達を入れて三組だった。茨城から来た方と、地元福島の方。

しばし秘湯の湯話で盛り上がった。

 

 

夜半から深々と雪が降り続いた。朝起きると霧氷が見られ大喜び!

雪はまだ降っていた。 

 

川の左側にあるのが共同浴場の露天風呂。冬はこうして囲いがあるが、

雪が解ける頃には柵も取り払われる。益々女性は入れない・・・・

 

 

 

朝食に昨夜の舞茸ご飯。何故か牛乳が私のお膳に三つ。

 

母の後ろにはお雛様。

夕食の時はぼんぼりに灯りが点っていた。

普段、食欲の無い母も

朝、温泉に入ったせいか食欲もある^^

 

風が強く、木々についた霧氷も、あっという間に吹き飛ばされてしまった。

昨日とは景色が一変!雪で滑りやすくなった坂道を、母の両脇を二人がかりで抱えて登った。

Qさんは車の雪を払ったりの大仕事!そして、まったり和んだ温泉にお別れである。

Qさん、大のお気に入りになった温泉、また来たいと言う。

まあ、平日ならもう少し自由に入れるかもねと、私も納得の温泉でした。

 

 

 

 

気温はマイナス3℃

冷たい風が顔に吹きつける。

木賊温泉に、また何時の日か訪れたいと思いながら

雪景色の中を気持ち良く車は走った。

 

好い感じ〜〜

 

スタットレス大活躍の雪道。

 

 

かわいい除雪車を運転していたのは

村のおじいちゃんかな?朝早くからご苦労様です。

でも〜折角の雪道なのにな〜〜

 

 

 こんな景色も見納めで〜す!

 

 

 

昨日のお昼に伺ったお蕎麦屋さん。

とっても美味しいお蕎麦でした。

また来ることがあったらきっと、寄ることでしょう^^

 

この後、尚仁沢湧水へ向けて走った。

折角近くを通るのだから汲める分だけの

ペットボトルは積んでいた。

まだお昼前にQと兄と三人で冷たい風の吹く中、

私は水を汲み、男二人は車に運んだ、

相変わらずの混み様で、平日にも拘らず順番を待つ列が。

一仕事済ませると、お腹も空いて〜(笑)

Qさんの故郷のお蕎麦屋さん、「三たて蕎麦」へGO!

 

 

空も青く澄んで、女峰山がくっきりと素晴らしい〜!!

 

 

 

鬼怒川の流れる長い橋の上から日光連山を撮る。左は男体山・大間名子山・小間名子山・女峰山

Qさんの故郷の山々。なのに私だけ未だ登っていないのだ・・・まっ、眺めるだけでもいいか〜でも何時かきっと

         のぼってやる〜〜!! 腰が曲がらないうちに・・・

 

 

「三立蕎麦」の定休日が何曜日だったか、記憶が怪しい。

心配しながら近くに行くと、駐車場には車が一杯!

午後1時を過ぎていても、大変な混みようである。

ここでしっかりと覚える。定休日は火曜日金曜日である(^_^)v

やっぱり、ここが一番かな!お腹一杯食べて、皆満足顔。

今日のスケジュールを全て終了〜Qさんに運転よろしく!と一路我が家へと車は走る。

木賊温泉は素晴らしくいい湯でしたv(^_^)v