初登山日記♪
北アルプス初登山のお話。 2001年7月20日。晴れを予想しての大計画。 何しろあずさは本格的な登山は初めて。 昔〜昔若き頃、槍穂高を毎週のように歩きまわっていた 夫のQ隊長は、山の素晴らしさ、高山植物の話を熱く 語っていた。ある日突然「山に連れて行って」としつこ く迫る妻に駄目とは言えなかった。 心配しながらも、Q隊長自身も行きたくなり、計画を 立て始めたのだが・・・・ なんと、3泊4日コースを山小屋2泊で(ん?・・・)
7月19日午後9時近く、二人は大きなリュックを 背負い新宿へ。アルプス4号23時50分発。 すでに多くの登山客が並んでいた。その時出会った人々 40代位の女性が一人、仲間と山で合流とか。 若い男女連れは常念岳山荘にアルバイトをするためとか 色々と話が弾む。「常念岳に着いたら会いたいです」と 二人が言ってくれた。こんなに沢山の人が登るのだから、 会えないだろうな〜なんて思っていた。
20日の早朝4時52分に穂高に到着。中房温泉までタクシー。 6時に登り始めた。かなりの急登で息が切れる。 合戦小屋に着く頃にはばてていた。 スイカが1/8で800円!吃驚!だった。 空気が澄んでいるせいか時折吹くそよ風が心地よい。 暫くすると回りが開けて山の尾根が、槍の天辺が見えきた \(^▽^)/バンザーイ♪
Q隊長は花の写真を撮りながら。何しろ30年ぶりだもの。 燕山荘に到着!雄大な素晴らしい景色に暫く声も出なかった!! 澄んだ青空が何処までも、山々を惜しみなく見せてくれた。
此処では可愛らしいコマクサを沢山見ることができた。 一息入れて、11時に大天井岳へと出発!途中、残雪で遊ぶ。 Q隊長、大天荘で生ビールを2杯!一気に飲み干した。 「この世のものとは思えない」が山小屋に着いてからの 決まり文句になった(笑)
山小屋初体験(8人部屋に20人とは吃驚!) 夜明け4時頃、ご来光を見ようと皆ごそごそと起きだす。 (出発準備の人も)風が冷たく震えた。いよいよ日の出が! っとその時、竜のような真っ黒い雲が遮り見ることができず。 雲海の上に山々が神々しく浮かび感激の瞬間だった。
常念岳へと向かう途中、親しくなった人たちと追いつ追われつお互い励ましあいながら、急で岩ごろごろの山を慎重に登る。やっとのことで、常念小屋に辿り着いた。 あずさはトイレを借りるため中に入ったら、新宿で出会った アルバイトの女の子にばったり!二人は再会を共に喜んだ。 入り口では男の子とも再会!その時の二人の笑顔が素敵だった。
常念の山頂を目指す。本当にきつかった。 登りきった時には笑顔がこぼれる。狭い山頂は登山客で一杯。腰を下ろせる場所を見つけ一息つく。遠く蝶槍が見える。 北穂、奥穂、槍ヶ岳がより大きく迫って見える。大満足。
蝶ヶ岳までの道のりは長い。でも、途中の花々に心が癒される。ライチョウさんとも出会った!ラッキー♪ 山小屋が見えてくると、二人の足は速かった。 山小屋で生ビール!昔は考えられなかった〜そうだよね!
蝶ヶ岳ヒュッテは大変綺麗だったが大勢の登山客で何処も同じ。一つの布団に3人だもんね〜テントがいいな〜とつくづく思った。 ゆっくりと、山の景色を堪能する。夕日が山々を赤く染めていく。談話室で話が尽きない・・・楽しいひと時だった |